欲望スナップ 1
『スナップモデル募集』
・10代から30代の女性
・ファッションに興味のあるかた
・事務所などに所属されている場合、所属先の撮影許可があること
フォトスタジオで働いたり、カメラマンの助手の経験があった俺はある日、ネットでこんな募集広告を出した。
似たようなウェブサイトはいくつかあり、レベルの高い美女が被写体となっていた。
芸能事務所に所属する者は自らのアピール材料にもなるし、その世界を目指す者にとってもいいチャレンジの機会である。
だが、俺の目当てはそれ以外にもあった――――
『スナップをご覧の皆さん、こんにちは。羽鳥愛実、21歳の大学生です』
カメラを向ける俺に向かって、少し硬めながらも笑顔を見せる女。
募集を始めてから一番最初に連絡が取れたのが彼女、大学生の羽鳥愛実。
音楽や演技の勉強もしているという。
黄色いトップスに青のスカート、セミロングの黒髪。素朴な笑顔が可愛らしい。
「もっとリラックスしようか」
「は、はいっ」
最初は緊張していた顔所も、次第に肩の力が取れていき自然な表情になってくる。
全体、顔のアップ、バッグや小物類も写真に収めていく。
可愛いし、スタイルもいい。
俺の目的は、彼女、羽鳥愛実のような美女を撮影するだけではない。
美女を俺のモノにする、つまり…
撮影と同時に欲望を妄想する。
股間に興奮が漲っていく。
撮影場所はビルの並び立つ市街地の中にある公園。
木々が生い茂る林には、あまり人はやってこない。
「えっ?」
はにかんだ笑顔だった愛実が、途端に表情を曇らせた。
その視線は俺の股間に注がれていた。
ジーパンの上からでもはっきりわかるだろう、盛り上がった愚息だ。
ココには自信がある。だから隠すことはしない。
そしてスナップの目的…
「愛実ちゃん、そんなにココが気になるか」
「う、あ、いや…」
咄嗟に否定する愛実。
しかし視線は股間から離れない。
新緑の木々に囲まれ、人気はない。いるのは俺と愛実の2人だけ。時折遠くから鳥のさえずりが聞こえてくる。
「そんなに気になるなら、もっと見せてやるよ」
「い、いやぁ…」
俺はためらうことなくジーパンを下ろす。
猛り狂った愚息を愛実の眼前に晒す。
愛実は両手で顔を覆うが、視線はいまだに股間に注いでいた。
「こっちに来るんだ。そして、しゃぶれ」