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美少女、野獣を飼う?
官能リレー小説 - その他

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美少女、野獣を飼う? 1

「あっ、目覚めたね」

瞼を開くと、目の前にものすごい美少女がいた。

「こんなとこで寝てたら、おにーさん凍死しちゃうよ?」
「……馬鹿、俺はそんな簡単にゃ死なんよ」
「ふふ、面白い人」

年末職と住む場所を失い金もなく身寄りもなく、あてもなく彷徨い、公園で寝ていたところを美少女に声をかけられた。

「おにーさん、あたしの家に来なよ。温かいごはんとお風呂あるよ」
「お前、マジで言ってるのか?」
「ふふ、任せなさいっ」

どこまで本気かわからないこの美少女。俺は面白半分ついて行ってみた。
そしたら、予想の斜め上をいく結果が返ってきた。

「なんじゃこら…」
「あたしのお家だよ?」

建って間もないタワーマンションに案内された。
美少女はここの一部屋で一人暮らししてるという。

「お前、家が金持ちなのか」
「うん」
なんかあっけらかんとしてるこの美少女。世間と完全にかけ離れているような気がする。
高校生の頃からバイトしてなんとか大学まで行けた俺にとっては一番縁の無いヤツではないか。

「金持ちの家だからっていい思いばかりじゃなかったの。学校終わったら寄り道禁止、塾とか習い事とかいろいろやらされた。ホントは一人暮らしもできなかったとこなんだけど、説得した結果の妥協案がセキュリティ万全のココだったんだよね」

お嬢様でも苦労はあるってことか。
逆に今まで息苦しい生活を送ってきたのかもしれない。
ちょっと幼さの残るウェーブヘアの彼女はそう言ってソファーに腰掛けた。

「あたしは今津綾佳。青海学院大学の2年だよ」
やっぱり、いいとこのお嬢様って感じだな。
「おにーさん、名前は?」
「大賀。板倉大賀ってんだ」

「決めた。貴方これからタイガーね」

そんな安直なとも思うが、口には出さない。すると彼女は続けてこういった。

「トラみたいに大きなカラダしてるし、いいと思うんだけど?」
「あ、ああ」

俺は彼女からすれば見上げるような大男だろう。
実際に俺は上背が190cm以上あるし。

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