絶頂戦士オーガム 1
治登は幼く見える顔つきと小柄で華奢な体格であるのを除けば、
どこにでもいるような高校生・・・正確にはだった。
あの石を見つけるまでは。
ある日、治登は学校から家に帰る途中、変わった外観をした店を見つけ、
「こんな店、あったかな。」
試しに入ってみると赤や青など、様々な色に輝く石が置かれていたが、
奥にある黄色くて丸い石の前を横切ろうとすると、
「あ、あれ・・・」
治登が誰も見ていないのを確かめてから股間に触れてみると、
陰茎が異様に大きくなって、まるで鋼の塊でも入っているかのような重みと硬さを感じ、
湧き上がってくる快感を堪えられずに下着を下そうとすると、
「いらっしゃいませ。」
すると上品な感じのする女性が現れ、
「あ、あの・・・」
勢い良く勃起しているのを見られて恥ずかしがる治登であったが、
女性は黄色くて丸い石を黒い箱に入れ、
「貴方に差し上げます。」
治登が箱を受け取ると女性も店も一瞬で消えてしまい、
「い、今のは・・・」
辺りを見渡しても店があった痕跡すら見つからず、
大きくなっていた陰茎も元に戻っていたので、幻を見せられた気になっていると、
「治登、奇遇ね。」
小学校、中学校の同級生であった幸子に声をかけられ、
自分の背がと幸子ほぼ同じである事に、
「(幸子、背が高いな。)」
一緒に歩いていると、いきなり黒い塊が目の前に現れたかと思いきや、
徐々に形を変えて巨大な虫となって襲いかかると、
治登を弾き飛ばすと爪で幸子の動きを封じていき、
「は、治登・・・」
すると弾き飛ばされた事で箱から石が飛び出て、
先程よりも強く光っていくと、
再び陰茎が手からはみ出る程に勃起していくだけでなく、
背丈が高くなって、胸や肩、腕などの筋肉が盛り上がっては硬くなって、
制服が破れていき、
「ど、どうなって・・・」
困惑する治登を余所に肌は光沢を帯びた黒、目も黄色へと変色していくと、
肩や腕などが赤い防具に覆われていき、
「う、嘘だろ・・・」
あまりの変わりように戸惑う治登であったが、
虫が幸子の尻に産卵管を挿し込もうとしているのを見て、
思わず飛び上がって虫を蹴り飛ばすと、あっという間に砕け散っていき、
「ゆ、幸子。」
一緒に落下しそうになった幸子を受け止めるが、
「は、治登・・・どうして裸なの。」
「こ、これは・・・」
「もうオーガムに覚醒するとは予想外ね。」
どこからか声がしたので治登と幸子が顔を上げると、
治登に石を差し出した女性が異様な格好で浮いており、
「オーガムって・・・」
「ちょっと場所を変えましょう。」
いきなり女性が指を鳴らすと治登の部屋に移動して、
しかも全裸であった治登が破けた筈の制服を纏っており、
「私はマルーレ、よろしくね。」
マルーレはオーガムとは世界に混乱と破壊をもたらす闇と戦う戦士である事、
快感を極限まで高める事でその力を覚醒させる事などを説明していくと、
丸く緑色に輝く石を取り出し、
「あなたもオーガムよ。」
すると幸子の胸がみるみる膨らんで、下着も濡れていく。