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男の夢をかなえるアプリ
官能リレー小説 - その他

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男の夢をかなえるアプリ 21

「ううっ!!!」

 まるで爆発のような強烈な快感が股間から突き上がって来る。

「ああっ………」

 聡美が思いっきり抱きついて来た。
 どう見ても演技じゃなさそうな熱い抱きつきっぷりだ。
 コレがセックスなんだと恐ろしいまでに幸せな気持ちになる。
 だから僕も繋がって喜びと遺伝子を送り込みながら、しっかりと抱き返す。

「聡美、幸せだよ…」
「うん…」

 そのあとは、その場に倒れ込んで、カーペットの上でお互い裸のまましばらく抱きしめあっていた。
 お互いはじめてのことに疲れて、ここで安心して、うとうとしたかもしれない。

 スマホの振動音に気づき目が覚めた。
 恵梨香からのチャットアプリのメッセージだった。

 聡美はまだうとうとしている。僕は起き出してメッセージを読んだ。
 「先輩のクラスの西宮さつきさんが、放課後美貴先生に呼ばれたことを確認しました」
西宮さつき・・・
クラスの可愛らしい女子だ。
今すぐに何かはできないが、この情報は押さえておこう。
僕は恵梨香に『よく教えてくれたね。明日にでもご褒美あげるよ。』と送っておいた。

そしてついでに聡美のステータスを確認しておく。
大きな変化としては、『奴隷ランク』と言うのが解放されている。
当然ランクは1だ。
説明を見ると調教によってランクが上がるらしく、ただセックスすればいい訳では無いらしい。
ランクが5まで上がると完全に服従すると言う事で、それまでであれば離れてしまう事や寝取られる可能性もあるらしい。
つまりちゃんと調教して牝奴隷として完成させないと駄目と言うゲームのような感じだ。
因みにランク2までの経験値は100で、この『処女喪失』で経験値が10貯まっていた。

それとアプリのランクも2に上昇していた。

 そのうち、聡美も目を覚ました。
 もうけっこう遅い時間になってしまった。僕たちは服を着始めた。
 僕たちはゴリ仲関係で新しい情報はないかと話し合った。
 その中で、情報源は伏せて西宮さんが放課後美貴先生に呼ばれたこと、それがもしかしたらゴリ仲絡みかもしれないことを話した。
 「うん、それとなく訊いてみる」

 聡美と軽くキスをして家路についた。

 初めてのセックスの高揚感を持ちながら家に着いた。

 「おそいよぉ。ごはん先食べちゃったよ。温め直すね」
 百合の声。しかしそれはいつもと違い、まったくとげなどはないものだった。
「お、上手くいったのかい?」

結果は聞いているがそう振ってみる。

「うんっ!、沢野さんが草薙君と一条君を説得してくれてね!・・・うまくまとまったわ!」
「おお、そりゃあよかった」

そんな会話と百合の屈託ない笑顔は本当にいい。
なんかそれだけで報われた気がした。

「聡美さんも、クラスの女子を説得してくれたって・・・えりちゃんとか繭ちゃんも協力してくれたのよ!!」
「そっかぁ・・・うんうん、よかった」

直接相談に乗る暇が無かったから、聡美は裏で色々してくれてたんだ・・・
あとで礼をしておかないとな。

「それから・・・お兄ちゃんありがとう・・・沢野さんと聡美さんに頼んでくれたんでしょ・・・」
「声かけただけさ・・・アイツらに感謝したらいい」

本当は動かしたんだけど、あえてイケメン発言してみる。
まぁでも、どう答えても好感度アップな気はした。

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