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男の夢をかなえるアプリ
官能リレー小説 - その他

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男の夢をかなえるアプリ 2

 僕は、小さい頃の記憶を手繰り、台所に行った。
 思ったものの材料はあった。僕は、レシピを見ながら初めて試みた。

 「百合」
 完成品を載せた皿を持って、百合の部屋のドアをたたく。
 「何?」
 「あの、パンケーキ、たべるか?お前、好きだったろ」
 百合は、少し扉を開けた。
 百合が開いていたパソコンの画面がちらりと目に入った。
 これは! 
 僕は、ある有名なラノベを思い出した。

「あ…」
パンケーキの匂いに誘われてか、百合の表情がさっきまでの不機嫌なものから変わった。
「作ったんだ、さっきのお詫びに」
「え…うそ…」

扉を完全に開いて、百合に手渡す。
「あ、ありがと……」
顔を真っ赤にしながら、百合は扉を閉めた。

その瞬間、スマホの赤い点滅が消える。

改めて部屋に戻り、スマホを確認する。
ペナルティを示す赤い点滅があるときは、一切の操作が不可能になるのだろうか。

「んー…」
細かい機能を調べようとすると、あるページに行きついた。

『一ノ瀬百合』
妹の名前と、何やら複数のゲージを示している。
『好感度』『服従度』……これで確認できるってことか。で、操作対象になった人物は自動的にデータに残るってわけ?

『中橋環奈』
…これは、一番最初に試しに止めた女の子か。

 好感度も服従度もまったくゲージが点灯していなかった。
 そりゃあ、単なる通りすがりに好感も何もあったものではないだろう。
 百合は?
 
 好感度:3
 服従度:1
 その下には「好感度が2から3に上がりました!」という文字列が流れていた。
 
 そうか…
 僕はゲームの始まりのような感覚に身震いした。
 好感度や服従度を上げていくんだ。
 このアプリを使って!

興奮しつつ、どうすれば上がるのか?と思いながら画面を見てると百合と中橋さんの名前それぞれの右側に下向きの三角が書いてある。

中橋さんのをタップしてみると何個かのゲージが現れた。詳細な項目らしい。
信頼度、信用度、恋愛度、人格、魅力、母性、経済力、そして取り消し線で消されてるメイド、愛の結晶、生殖力という項目が並んでいた。
中橋さんだと人格60、魅力67、母性38になっていてそれ以外は0だった。
結構性格の良い子なのだろうか?

百合のも開いてみると…
信頼度59(肉親家族補正45) 信用度71(同) 人格51 魅力73 母性45 経済力4 でそれ以外が0だった。

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