格好が・・・ 96
メグ美は続けた。
「何か、志原くんが夏休み中に作った彼女、っていうのが、高知の、けっこうバズってる子なんだって」
メグ美はそのSNSの名と、その子をどうやって検索したらいいかを茎乃に告げた。
茎乃は閲覧専門だったがそのSNSのアカウントは持っていたので早速検索してみた。
そして、真理香の存在を突き止めた。
「これが志原くんの遠距離恋愛の相手、高知の彼女ね!」
安藤真理香。高知の某高校のマドンナ的存在で、身長180pのFカップでプロポーション抜群。また、スポーツ万能で、柔道や空手の心得もあり、学校ではレスリング部所属。女子プロレスラーになるのが夢で、高校卒業後は東京のプロレス段体への入団が決まっている。
写真で見る真理香はヘソ出し超ミニスカの制服姿で、堂々とデベソをさらけ出していた。
他の写真には男子に向かって制服姿の真理香と10人の女子がキックの練習をしていた。
もちろんパンティ丸見えになっていた
それを見て思い出した。
茎乃が通っていた中学校の女子の制服もミニスカだった。
元々はスラックスだったが、女子がそれでは格好が悪いと言い出して茎乃が中1の途中から膝上20センチのスカートになった。
女子が制服がスラックスからスカートに変わったからといっても学校生活が変わる訳ではないので困ったことがおきた。
女子も男子と一緒に制服姿で動き回っていたので、ミニスカに変わったらといってやめるわけにはいかずに、写真で見た真理香たちのキックみたいになっていた
メグ美は更に、真理香のことをメールで愛里に知らせた。そして、愛里もSNSを検索し、真理香のことを知った。
「ふうん!プロレスラーを目指すにしては随分線が細いわね」
真理香がその華奢な身体からは想像もつかない、もの凄いパワーを内に秘メていることを愛里は知る由もなかった。
一方、真理香の学校では一足先に文化祭が行われていた。真理香のクラスでやったのは、女子が上半身裸でミニスカノーパンで接客する喫茶店だった。
その事を告げるメールと写真が真理香から剛の元へ送信された。