格好が・・・ 76
遥も去年の学園祭直後に、EカップからHカップと、急に胸が大きくなったのである。
突然、扉が開いた。
「よお、遥」
「延田君!」
大介が入って来て、遥の前に近付いた。大介はデジタルカメラを手にしており、それを遥の顔に向けた。
「暑くてたまらねえな。…なあ遥、これから一緒にプールへ行かないか?」
この時、大介は学校指定の白いビキニパンツ姿だった。
「そうね!そうするわ」
遥は大介と一緒に地下のプールへ向かうことにした。
「遥の水着姿、バッチリ撮らせてもらうぜ」
それより少し前に二年生の奈々が生徒会本部室に入ってきたので遥は奈々にしばらくとどまることを確認し、本部室に鍵をかける必要なく本部室を後にした。
プールでも、更衣室の男女別はほぼ消滅している状態だった。遥はバスタオルに身を包んで着替える。
遥は水着に着替えてプールに出てきた。
そして遥の巨乳に男子の視線が集中して恥ずかしさで水着の上からでも遥の乳首が立っているのがわかった。
プールを見てみると、女子は上半身裸が多くてみんな恥ずかしそうにしていて、それを見ていた男子は勃起していた。
「ちょっと、あなた、おっぱい撮る気?」
少し前にプールサイドに出ていたカメラを持った大介が二人の上半身裸の女子に詰め寄られていた。そこにちょうど遥が合流した。
「遥!」
大介は遥の腕を引き寄せた。
「俺は遥の水着姿を撮りたいんだ。こっちの、壁に向かって撮ったら、カメラ仕舞って来るから」
「延田君、盗撮や無断撮影は禁止よ。わかってるでしょうね」
「ちゃんと心得ているさ」
「そう。それじゃあ、早く撮って…」
「遥はちゃんとトップを付けるんだな。でも、とっても色っぽいぜ♪」
遥の巨乳を見つめながら大介は言った。
「余計なこと言わないで、さっさと撮りなさいよ」
「オッケー!」
大介は遥に様々なポーズを指示し、パシャパシャと撮りまくった。
「じゃあ、更衣室にカメラ置いたら戻って来るから…」
撮影を終えた大介は更衣室へデジカメを置きに行った。
プールの中やプールサイドを見渡す遥。多くの女子が上半身裸でおっぱい丸出しにしているのが目に着いた。
「去年の事件を思い出すな」
その事件とは、昨年の夏休み、麗美がここのプールで泳いだ時、身に付けていたビキニがスケスケになって、丸裸同然の格好をさらしてしまった事である。