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格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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格好が・・・ 56


写真撮影で悩まされているのは女子だけではなかった。
1年生男子の大沢卓也は瑞穂と幼馴染にして恋仲である。卓也は瑞穂に合わせるかのように、校内で白いビキニパンツ一丁の格好を通していた。
また、卓也はかつて、スーパー小学生アイドルグループ“ホワイトスパーク”のメンバーで、女子生徒達(特に同学年)の間で大人気の的だった。
その白いビキニパンツ姿の卓也に対し、大勢の女子がデジカメやスマホを手にして群がったのである。
「前もって言ってくれれば撮ってもいいよ。無断で撮ったりとか隠し撮りなんて駄目だからね」
卓也がそう言ったこともあって、彼に対し、無断撮影や盗撮をする女子はさすがにいなかった。

この遥たちが通っている学校の近くにある別の高校はまだ区域内に入っていなかった。
ここの女子の制服の夏服は、ブラウスの上にベストでスカートは膝下だった。
だだし暑いことに変わりないので、この高校の女子は放課後この高校の近くにある公園のトイレで着替えて、Tシャツにミニスカートになっていた。
その格好だとブラジャーが透けて、少しでも動くとパンティが見えてしまって恥ずかしいが、最近人気の高視聴率学園ドラマで女子高生がそういう格好していたので真似したのだ。
遥も泉も6月になってからスカートを10センチ短くするようになったが、上は相変わらずブラウス着用を押し通していた。この2人が頑に上半身裸を拒んでいたのは、遥はHカップ、泉はIカップのズバ抜けた巨乳で、それを大勢の前で丸出しにするのはとても恥ずかしくて嫌だったからである。
水泳部員で2年生の紗綾香も遥や泉と同様、スカートは短くしても、体育の授業と水泳部の練習以外でブラウスを脱ぐことはなかった。紗綾香の場合、その理由は遥や泉とは逆だった。
紗綾香は胸がとても小さく、遥や泉にからかわれたこともあって、それで強いコンプレックスを感じていた。上半身裸になることで貧乳が際立ってしまうことを恐れたのである。

 体育の時間…暑いからあまり激しい運動は行わないのだが…も上半身裸は認められていたので多くの生徒は着替える必要がない。更衣室も簡易シャワー室に変わって無くなってしまったので、上半身ブラウスを選んでいる遥達は、体育の前後ではブラウスの上から体操着をかぶってうまくブラウスを脱ぐ方式で教室で着替えていた。その間に着替えない人はみな校庭や体育館に移動していまうので彼女らは置いて行かれて一足後に移動するのだった。

 体育の中で水泳の授業の比率は、少しでも涼しくなるため可能な限り増やされていった。最初のうちは女子は指定の白い水着を上下着ていたのだが、校内上半身裸が定着するにつれて水泳だけ胸を覆うのは変だと考える女子が増えて、セパレーツの水着のトップを着ずにボトムのみを着ける人が増えていった。
この学校の演劇部の女子二人は困っていた。
今年度になって女子は制服で、スカートでも男子用のズボンをはいていいことになったのでこの女子二人はズボンをはいていて、上はブラウスにベストを着ていた。
なんで暑くても他の女子のように上半身裸にならない上に下もパンティだけにならない理由は、二人とも将来女子アナになりたいと思っているからだ。
もし裸になったら、将来女子アナになった時に二人のHカップの胸の写真がネット上で拡散されるのは明らかだからだ。
しかも明日からこの学校に長期のテレビ局の取材がある。
なおさら裸になれなかった。
演劇部はこの女子二人に男子が一人だった。
この男子はこの女子二人がかわいいのに上半身裸にならないので、せっかく二週間前に入部したのにと思っていた

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