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格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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格好が・・・ 55

翌日、彩奈は新体操部員のクラスメイト光輝に尋ねた。それに対し、
「だって、大勢の男子の前で胸丸出しなんて恥ずかしいわ」
という返事だった。

6月に入り、猛暑は一層厳しくなった。
校内において、多くの男子がシャツやズボンを脱いで海水パンツ一丁になるようになった。これは下にパンツを履いているから、上半身のみ裸ということで、問題はないと見なされた。
その一方で、制服を上下共脱いでパンティだけになる女子の姿が校内で目に付くようになった。そのきっかけとなったのは、この4月の始業式当日に転校して来た珠木瑞穂という3年生女子で、他の女子達が瑞穂に倣ったのである。

 瑞穂は、4月の転校時から、今年度はじめの政府呼びかけ「超猛暑 緊急対策に反する規制は控えてください」を活用して、上半身着脱自由区域に指定するように女子を先導したのだ。
その後区域に指定された一時期、登下校はブラウス、校内は上半身裸が過半数だった時期にも瑞穂は登下校はブラウスだったが、校内ではパンティだけだった。

実は瑞穂は、最近若い女子の間で広まりつつある、女子が男子のように自由に上半身裸になれない世の中はおかしいと考え方の持ち主だった。
そして朝、登校してきたこの実を含めた女子5人教室に入って来て、いつものように恥ずかしそうになってブラウスを脱いでブラジャーを外して、スカートを脱いで、パンティだけになった。
このクラスの男子はこの中で一番かわいいこの実ばかり見ていた

多くの女子達の苦情が生徒会に殺到した。
遥「全く…困ったものね」
泉「本当…男ってしょうがないわね」
教室や廊下など、校内中において、男子達がデジカメやスマホを構えては、上半身裸やパンティー一枚のみの女子を撮りまくっていた。それも殆どが、被写体の女子に無断で、あるいは、嫌がるのを強引に、といったものであった。また、気つかないうちに盗撮された女子もいた。

瑞穂がパンティー一枚のみで廊下を歩いていた時、2人の男子生徒が前後に立ちはだかった。その2人は共にデジカメを構えていた。
「瑞穂ちゃん、ちょっと撮らせてね」
前の男は瑞穂の胸に、後ろの男は尻にカメラを向けた。
だが、2人ともたちまち、柔道や空手の心得のある瑞穂に叩きのめされてしまった。

 その噂は広まり、ほどなく盗撮や同意なしの撮影は無くなっていった。
 しかし、少数ながら了承して…例えば女子同士とか…上半身裸やパンティー一枚の写真が撮られることはあり、それが、例えばSNSで友達限定で公開のつもりが意図せず全体に公開になってしまった、などで流出する事案はあとを絶たないのだった。

 いくら上半身裸になっても暑いことには変わりない。みな汗を流しながら学校生活を送っている。
 これまで運動部員だけが使えていたシャワーは全校生徒に開放されていたのだが混雑して多くの人は使えない。
 そこで学校側は水道の蛇口からホースを使って水を流すような簡易的なシャワーを設置することにしたのだが、その場所として利用者の減った更衣室にビニールシートを敷いて、ということが考えられた。

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