格好が・・・ 53
落ち着いて見てみると、同じクラスの男子はみんな勃起していた。
女子が恥ずかしそうに上半身裸になったのを見て、興奮したのだ。
クラス一の美女で巨乳の日比この美が上半身裸になったのでなおさら興奮した。
この美はそうしたくはなかったが、仲のいい友達たちが“男子のように女子が自由に上半身裸になれないのはおかしい”と言い出して、上半身裸になったので、同調圧力でそうなったのだった。
彩奈は男子の勃起を見て目を背けた。
彩奈のパンティの染みがどんどん広がり始めていた。
そしてその日の体育の授業
動くたびに揺れる、この美の巨乳に男子の視線が集中した。
「日比の胸やべぇ。生で見るとやっぱり興奮する。」
一人の男子がそう言った。
「やだ…恥ずかしい…」
男子の視線を感じ、この美は両手で胸を覆う。
この学校の体育館は中がとても広く、放課後はバスケットボール部と新体操部が同時に練習を行っている。
バスケ部員は男女全員が上半身裸で練習していた。
「向こうは上半身裸にならないのかな?」
1人の男子バスケ部員が新体操部の方を見つめながら呟く。
超暑い中、新体操部の女子達にとって、ボディーをピッチリと包んだレオタードを着ての練習はとても辛かった。彼女達は、レオタードの内側に“レオタードショーツ”というアンダーウエアを履いていた。だから、レオタードを脱いで、そのレオタードショーツのみで上半身裸となり得る。しかし、そんなのはとても恥ずかしいので、新体操部員達は皆、嫌がった。
新体操部キャプテン麻岡舞は、レオタードの代わりに学校指定の白いセパレーツの水着で練習したいと、新体操部顧問である女教師の柏原美野里に相談した。
だが美野里は夏美と同じ“女子が自由に上半身裸になれないのはおかしい”と言っていたのだ。
女子バレー部員にも同じことを思っている女子が多かった。
だから美野里は夏美と同じ白い服を着て、ブラジャーとパンティが透けていたのだ。
舞は美野里がそういうことを言っていたからいやな予感がしたが、顧問だから相談しないわけにはいかなかった。
美野里は
「あなたたちは、女子が自由に上半身裸になれないはおかしいと思わないの?女子バレー部員もそう思っているから裸になったのに。私はこんな恥ずかしい格好してるのよ。」
舞はそう言われると言い返せなかった。
「舞は私たちみたいに上半身裸にならないの?」
と女子バレー部員に言われたことを思い出した。