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格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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格好が・・・ 50

 「それでも…なんで長岡先輩、あんな格好で、しかも写真に映ってるんだろう?海岸でトップレスってそんないないのに」
 泉はちょっと前の疑問に立ち戻って遥に話し掛けた。
 「うーん、この写真、盗撮されたとかじゃなくて、積極的に映ってる感じだよね」
投稿写真の中には亮子のデベソをアップした物もあった。

各地で猛暑が続く中、中高生を含めた大勢の若い男女がエステや脱毛サロンを利用していた。また、脱毛クリームも大量に売れていた。
暑くてたまらない中、体毛なんて目にしただけでも気が滅入るし、汗で体毛がベトついたり、脇や股のように体毛が濃い箇所などは蒸れたりと、気分が悪くてたまらない。そこで、多くの男女が首から下の脱毛処理を積極的に行うようになったのである。

そして区域内のある高校では、男子は自由に上半身裸になれるのに、女子が自由に上半身裸になれないのはおかしいと考える女子が多数を占めるようになった。
だから、登下校の時にはさすがにいくら暑くても、男女とも制服を着ているが、学校の中ではクラスの男子全員が暑さに耐えきれずに上半身裸になると、女子も恥ずかしても同じように上半身裸になった。
男子にとっては、女子が恥ずかしそうに脱いでいくのが楽しみだった。
この高校には、不登校の男子が10人いたが、女子の裸が見たいためにその不登校の男子10人全員が登校してくるようになった。
「貴女達、こんなに暑い中、よくそんな格好でいられるわね」
新任女教師の天宮夏美は遥と泉の格好を見て言った。この猛暑の中、遥も泉もブラウスを着ながら辛そうにしているのを見かねたのである。
「でも、上半身裸や下着姿なんて恥ずかしいですし…」
と言う遥に対し、
「あなたたち知らないの。この学校の女子が上半身着脱選択自由地域に指定して欲しくて署名活動を始めようとしている事を。それに女子が男子のように自由に上半身裸になれないのはおかしいと思わないの?そうすれば涼しくなるし…あなたたちはそうは思わないの。」
と言う夏美。そう言われても、遥と泉は気が進まなかった。
「まず女子に区域内に指定していいかと、投票してもらって賛成が過半数が超えた場合は、まず、貴女達生徒会役員全員が率先して、校内で上半身裸になりなさい。」
夏美に強く押し切られ、遥と泉は承知した。

だけど女子にそんなことを投票してもらっても、遙と泉は賛成が過半数を超えるとは思わなかった。
だってあまりの暑さで頭から水をかぶったように汗をかいて、ブラウスからブラジャーが完全に透けているのを恥ずかしがっているのを見ているからだ。
ブラが透けていて恥ずかしがらない女子がいないからだ。
そしてその3日後、投票結果が出た。
遙と泉にとって予想外の結果だった。
女子の六割が賛成だったのだ。
女子が自由に上半身裸になれないのはおかしいと思ったからだ。




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