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格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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格好が・・・ 42

屋上から階段を降りるとそこには、ほのかと奈津子がいた。
ほのか「根谷さん、うまくいったわね。」
屋上に泉と修を2人きりにするのは、どうしても大介を泉から引き離したいほのかと奈津子が考えて、遥に協力してもらったということだった。
奈津子「延田くん、一緒に行こう。」
大介はほのかと奈津子と一緒にその場から去っていった。

遥は屋上の出入り口に近づき、2人の様子を見ていた。

修は泉の眼前に迫って来た。そして、すかさず両腕で泉を抱き締めた。
「泉、好きだよ…大好きだ」
泉をギュッと抱き締めながら修は言った。
その修に対し、泉は抵抗しなかった。否、抵抗する気が起きなかった。
そして、修は泉の唇に自身の唇を重ね合わせた。

「んん…んん…」
互いの舌を絡み合わせる修と泉。
泉は蕩けるような心地だった。そして、もう修を拒むことができなかった。

その様子を遥は影でじっと見ていた。
(泉、お幸せにね)

午後の授業が終わり、帰り仕度をしている遥の前に大介が近寄って来た。
「遥ちゃん、よかったら俺と付き合わないかい?」
「えっ!?」
大介の申し出に驚く遥。
「振られた者同士っていうことで…どうだい?」
大介は卒アル委員を買収したとき、泉だけでなく遥に関しても、写真を見たり、情報を聞いていた。
「でも、延田くんには春田さんと井出さんがいるんじゃなくて…」
「ほのかや奈津子にはわかってもらったよ。それに、あいつら2人のうち、どちらか1人を選ぶなんてできないしね」

 遙としては、そんな埋め合わせ的な話は即座に拒絶してもよかった。しかし、遙には毎晩のように夢で駿に犯される状況を緩和したい、という至上命題もあった。
「…まず、友達になる、っていうのでも、いい?」
「いいぜ」
 遥は一呼吸置いて、言った。

「井出さんと春田さんに協力したアタシのことを考えて

友達と言い方をしたのは、ほのかと奈津子に協力して遥が大介と泉を引き離したからだ。
なのに自分が大介とあんまり仲良くするわけにはいけないからだ。
本音ではまだ修が好きだからだ。

そして放課後、遥は泉と修がほとんど人が行かない使われていない教室に行くことを知っていたので、そこへ向かった。
遥はその教室を開けた。
泉「遥、どうしたの?」
遥「泉ごめん、アタシもう我慢できない。」
修「何?どういう………」
遥は修に抱きついた。
「長瀬くん大好き。泉のことを考えて諦めようとしたけどできない」
それを見て泉も修に抱きついた。

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