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格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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格好が・・・ 5

その丈の短いブラウスを見たら、胸のところのボタンがないブラウスだった。
店員に聞いてみたら、そのブラウスはそのボタンのないものしかないという。
下着のことも聞いてみたら、やっぱり白しか売れないそうだ。
他にも店員にすすめられたが、みんなブラが丸見えになるだけだった。
次の日、学校で
「あの店員、ブラが見えるファッションばかりすすめて、変態じゃない。」
「泉と遥は巨乳だから、胸の谷間が見たかったじゃないの」


実はその店員、蟹田大輔は泉と遥が好みのタイプだったのだ。
蟹田はその10日前に、泉と遥が下着丸出しで、恥ずかしそうな顔をして座っているのを見ていた。
蟹田は二人の恥ずかしそうな顔を見たくて、ブラが見える服ばかりすすめた。

そうとは知らない遥は、
「泉が変態と言ったけど、アタシ違うと思うな。ボタンを外して、ブラ丸見えで座るのが流行ってるから、そういう服をすすめたとアタシは思うけど」
 泉や、まわりの何人かは首をひねった。
「アタシは着てみる」
「ええっ」
「マジでその店員信じるの?」
「恵麻も話聞いたら」
 さっき“泉と遥は巨乳だから”と言った寺井恵麻は、2人とは対照的に胸がほとんど無く、2人とは真逆の容姿だった。
 もし、恵麻の言うとおりなら、その店員は恵麻に全く違うことを言うだろう。
 そして、次の週末、泉、遥、恵麻の3人でまた渋谷に行った。
この前のファッションビル内のショップの近くに来た。
「アタシと遥がいると、この前みたいなブラ丸見えの服をすすめられると思うから、恵麻が一人で行ったら。」
恵麻は一人で行くことにした。
中に入ると、恵麻の思ったとおりだった。
この前の店員、蟹田がすすめたのは、この前のようにブラが丸見えになる服ではなかった。
恵麻のように胸の小さい女子は興味がなかったのだ。
ショップの外で、
「やっぱりあの店員、巨乳だからブラが丸見え服ばかりすすめたのね。泉の言う通りだったね」
だけど、三人とも気が弱くて、店員にこの前のブラ丸見えの服のことを言えずに帰った。

 3人は渋谷を歩いた。まわりを見渡すと、確かにそこまで胸の谷間やへそが見える服を着ている人は見ない。
「ショップできかなくても、見ればイマドキ分かるね」
 泉がぽつりと言った。

「ヘイ、そこのJK!」
 後ろから声がした。
“JKをJKと呼ぶやつなんてマジあり得ない”
 泉達は、そう思い、無視して歩く。
 声の主は、前に出てきた。

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