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格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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格好が・・・ 39

翌日の朝、登校した修は教室に入った直後、大介に声を掛けられた。
「おい…長瀬、遥ちゃんとうまくやれよ。俺は泉ちゃんを射止めるからな」
「何だって!?」
大介の発言に修は愕然となった。
(こいつも泉のことが好きなのか?)

昼休みの屋上、遥に泉、修に大介の4人の姿があった。大介の提案で、4人で一緒に昼食を摂ることになったのだ。

「延田くん、私に話って…一体何よ?」
泉は遥から、昨日、修に告白し、今日、その返事をもらうことは聞かされていた。泉はそれに対し、“幸運を祈ってるよ”と遥に告げていた。
しかし、話があるからと大介に呼ばれ、泉は戸惑っていた。

「長瀬くん!早く返事を聞かせて」
遥は修に返事をせかした。
「根谷、実は俺…」
修が言い掛けたそのときだった。
「片野さん!僕と付き合って欲しいんだ」
大介が突然、泉に向かって言った。

「延田、お前………」
と言ってその先が言えずに修は黙ってしまった。
「長瀬くん、それはどういう…」
遥がそう言いかけたが、最後まで言い終わるまでに修は屋上から立ち去ってしまった。
修は泉に告白しようと思ったが、大介に先に言われて、修は言いそびれてしまった。

「延田くん、返事はちょっと待って」
泉はそう言うと、修を追いかけた。そして、階段の踊り場で修を呼び止めた。
「長瀬くん、遥の気持ちに応えてあげないの?」
泉は修にそう訴えたが、
「片野、俺が好きなのは片野なんだ」
修はきっぱりと言った。
「えっ!?」
修のその言葉に泉は困惑する。
水着コンテストのときにツーショットして以来、泉は修のことが気になってはいた。しかし、遥のことを考えると、修にオーケーする気になれなかった。
「私、延田くんと一緒になるから。遥のこと…お願い…」
泉はそう修に言った。
後から追いかけて来た遥と大介は、泉と修のやりとりを見ていた。

 昨日、卒アル委員に食事をおごって、写真を見せてもらうだけでなくいろいろ泉の情報を聞いてきた大介だったが、泉のこの複雑な、本心のように聞こえない言葉の意味は分からなかった。正直、このまま喜んでいいのか、判断がつきかねた。
 困惑する大介。しかし大介が近くにいることに今気づいた泉は大介の元に駆け寄った。
 「延田君、ありがとう。さっきの答えは、OKだよ!さあ、行こう!」
 泉はかなり無理に大介の腕を取り、引っ張るかのようにその場を離れた。
急いでその場を離れていって、その時泉の柔らかいロングヘアーが大介に当たり気持ち良かった。
使っていない教室に行きと泉が考えていたが、その教室の前まで来たら、
2人の女子が大介に抱きついてきた。
春田ほのかと井出奈津子だ。

「片野さん、延田くんに何をするの。手を離しなさい。」
奈津子が言った。

これは、大変なことになったと思い急いでその場から大介は逃げた。

そして、放課後

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