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格好が・・・
官能リレー小説 - その他

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格好が・・・ 32

 遥はその図を想像して、一瞬顔を赤くした。
 それは恥ずかしいことだ。だから、夏休み登校で水着着用可でも、遥は他の女子と同じく、暑くても制服を選んでいた。
 “それでも…”
 遥も、いうまでもなく恥ずかしさより空気を優先するイマドキの女子の一員だ。
 “今は学園祭。これは、水着というより、コスプレ。紗綾香ちゃんもコスプレのまま歩いているし…よし!”

 「うん。そうするよ」

そして、遥、紗綾香、優奈、それに望美に香織と、彼女たちは演劇会場である体育館へ向かった。駿も優奈に誘われて一緒に行くのだった。

水着姿で校舎内を歩く遥は大勢の視線を浴び、恥ずかしさに耐えて堂々としていた。
「遥先輩…大した度胸ですね!」
紗綾香は冗談のつもりで言ったのだが、水着姿で堂々としっかり歩く遥に感心した。

『水木さん…カワイイ…』
水着姿の遥には目をそむける駿だったが、ピーターパンのスタイルをした紗綾香にすっかり見惚れていた。
「高石くん」
優奈に呼ばれ、ハッと気づく駿。
「さっきから紗綾香ちゃんのこと見つめてるけど、もしかして…あの子に惚れたの?」
「いえ、別に。ただ、ちょっとカワイイと思って…」
「ふうん!」

会場に着くと、自分たちのクラスの演劇を既に終えた麗美と光平に出会い、一緒に見ようということになった。
みんなで席に座る際、優奈は駿に、紗綾香の隣に座ることを勧めた。

だがここで、駿が完全に隠しきれないほどに勃起してしまった。
ピーターパンの衣装が薄いので、紗綾香のブラジャーとパンティが透けていたのだ。
それに、望美と香織の中学生とは思えないほどの巨乳に透けブラ、水着姿の遥は乳首が立っていた。
駿は恥ずかしくなって、会場から出ていった。
その後駿はトイレに行った後、早退した。
「高石くん…どうしたのかしら?急に具合が悪くなったから早退するなんて…」
優奈としては気を効かせたつもりで、駿を紗綾香の隣に座らせようとしたのだが、駿は様子がおかしかった。

紗綾香のブラジャーとパンティー、望美と香織のブラジャー、これらが透けて見えていたのは駿の幻覚だった。
『ピュア・ホワイト』の、水着のウエイトレスは、駿には刺激が強過ぎた。それによる動揺が治まらない状態のまま、紗綾香たちが眼前に迫ったとき、 彼女たちの下着が透けて見えるといった錯覚を起こしたのだ。
それに駿が学園祭の準備をしている時にも、刺激が強すぎる事があった。
駿のクラスでは、学園祭の準備を男子は駿1人だけで、女子は8人いた。

制服のため女子はパンティ丸見えにならないと準備が出来ないため、女子は恥ずかしそうにしていた。
その時の事が駿の頭の中からに離れなかったため、あんな幻覚を見た。
そして、雪乃主演の『白鳥の湖』が開演した。

オデット姫を演じる雪乃は“白い天使”の呼び名にふさわしく、純白のドレス姿が美しく、その見事な演技は観客たちを魅了した。
『森崎さん…綺麗…』
元から雪乃に憧れを抱いていた望美などは、その姿にうっとりとなった。
やがて、終演を迎えると、観客席から盛大な拍手が沸き起こった。

舞台を終えた雪乃は遥たちの前にやって来た。
紗綾香「雪乃先輩のオデット姫、素敵でしたよ!」
雪乃「紗綾香ちゃんこそ、そのピーターパン…カワイイわよ!」
紗綾香「よろしければ、これから“ネバーランド”に来ませんか?」
雪乃「ええ!是非行くわ」
雪乃は紗綾香の誘いを受け、望美と香織もついて行くことにした。

「白河先輩、秋山先輩、よかったら…うちのクラスのお店に来てください」
遥は、麗美と光平に誘いをかけた。水着コンテストで1位になった2人には、是非『ピュア・ホワイト』に来てもらいたいと思った。
「麗美、折角のお誘いだから…行こうか?」
「うん。コーくんがそう言うなら」
2人は揃って遥の後ろについて行き、『ピュア・ホワイト』に入った。

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