PiPi's World 投稿小説

生き残っているのは?
官能リレー小説 - その他

の最初へ
 -1
 1
の最後へ

生き残っているのは? 1

僕は新藤龍次。
僕は誰もいない街で人を探しながら何日も歩き続けている。ほんとに誰もいない動物もいない。
「ふぅ疲れたな。コンビニで食べ物と飲み物をいただこう。」
もちろん、今のも独り言だ。
コンビニに入っても定員も客もいない。他の店も同じ状況だ。
一応サバイバル用のナイフは持ち歩いている。


そして、ヘルメットと携帯用の懐中電灯も持ち歩いている。
「さてと、飯も食べたし今日はどこの家で寝ようかな。」
そして、電気や水はちゃんと普通に使えていたから他人の家で寝泊まりしても誰にも怒られない。
ゲームもやりたい放題で、DVDや本も見放題だ。
翌日、今日も誰かいないか探してみることにした。
「そういや学校の方はまだ探していなかったな。」
今日はバイクに乗って学校の方へ行ってみた。
「やっぱり誰もいないよな。」
でも、僕の気のせいかもしれないけど。女の人の声が聞こえたような気がした。
とりあえず何もする事もないので、気になった方向へ行って見ることにした。
思い返せば数日前、趣味のキノコ栽培のため、3日程学校を休み無菌室で、種菌の植え付け作業を行っていて、その間外の情報を一切仕入れていなかった。
そして、キノコ手入れを終え久しぶりに外に出てみると、この有り様であった。
いったいどうしてこんな事になったのか、僕にはさっぱり見当がつかなかった。
「こっちかなぁ…?」
久しぶりの学校を到着した僕は、何となく普段は近づかない階段下の物置に近づいた。
ゴソゴソ…
僅かに開いた扉の隙間から、物音が聞こえてくる。
(誰かいるのか?)
久しぶりに自分以外が発する物音に警戒しながらも、他に人が居るのかも知れない期待に惹かれ、僕は近づいていく。
「……あっ……いい……もっ…………オマ……して……」
それは確かに人の声、それも女の声だった。
途切れ途切れではっきりとは聞こえないが、確かに女の人が扉の向こうに居て誰かと話している。
僕は期待に胸を膨らまして更に近づき、扉の隙間から中を覗いた。
だが、物置の中を覗いた瞬間、僕は凍りついた。
男が女子生徒を襲っていたからだ。
「あ…………た……すけ……もう…………厶……」
女子生徒に視線を移すと、剥き出しにされた胸に視線を奪われたが、何とか強い意志で顔を見ると、その顔に僕は見覚えがあった。

SNSでこの小説を紹介

その他の他のリレー小説

こちらから小説を探す