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催眠学園
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催眠学園 1

俺は、村岡 浩太 <むらおか こうた>。花崎学園に通う生徒だ。
一人暮らしで不自由はない。しかし、学園の生徒からは「キモオタ」と呼ばれ、ハブられている。
父さんが毎月大金を振り込んでくるから生活に問題はない。
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「郵便です」郵便配達員が来た。俺は仕方なく出た。
差出人は失踪したはずの父親からだった。ちなみに母親は病死している。
半信半疑であけてみると、少し小さめの箱があった。
奥のほうには手紙が添えてあった。
手紙には入っていた携帯の説明があった。
「催眠携帯・・・?」俺は一瞬、嘘だとおもった。しかし、父さんが変な実験ばかりしていたのを思い出し、
近所に住む佐々木 実希<ささき みき>で試してみる事にした。もちろん、人妻、エッチ方面だ・・・!!
 
隣の家に向かった俺は、チャイムを鳴らす。胸はドキドキしている。携帯が出鱈目だったら、箱詰めのお菓子を出して、それを渡しに来たことにするつもりだ。
すると、ほどなくして実希さんが姿を現わした。
「ただいま、実希」
緊張の一瞬。
「おかえりなさい、『あなた』」
実希さんはにっこり微笑んだ。
俺はびっくりしたと同時にうれしくてたまらなかった。
「どうしたの?早く家に入って」
きれいな笑みをうかべながら実希さんは俺を家の中へ入れた。
父さんのいうことは本当なんだ、と俺は思った。
もう一度使って子作りでもしてもらおうかな・・・・
「実希。」俺は実希さんを呼んでみた。もちろん、催眠をかけるためだ。
「なあに?」実希さんは俺を見つめた。
俺は一瞬見とれてしまったが、気を取り直して実希さんの瞳にシャッターをきった
実希さんの瞳から色が消えた。俺はさっそく命令を与えた・・・・・。
「いいか?気がついたら俺の命令には逆らえなくなる。」まあ、ここからが本番だ。
「浩太さん・・の・・・命令・・・逆らえない・・・・?」弱々しい声で実希さんが命令を口にする。
「そうだ。そして、俺はお前の夫ではない。だが、心の奥で俺の事を好きでいる。次第にその感情が大きくなる。わかったな?」
「はい。わ・・かり・・・ま・・した」
実希がそう答えると、俺はあの菓子を取り出した。
そして、俺はもう一度シャッターをきった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・きゃあぁぁぁぁっ」実希さんの悲痛な声が響く。
「実希さん・・・。あの・・」俺は弱々しい声で言ってみた。我ながら名演技だ。
「な・・なんで家の中にいるのッ!?警察呼ぶわよっ」さっきの事が嘘のように実希さんが叫ぶ。
もちろん、計算済み。
「落ち着いてください。僕はお菓子を届けに来ただけですから。」
「な・・なんで家の中に居るのっ?!」実希さんは続ける。
「実希さんが『入って』って・・・」
実希さんは一瞬驚いた顔をしたが、すぐ笑みを浮かべた。

「ごめんなさい。何か勘違いしていたみたいね。さぁ、奥に入って」
俺を迎え入れる実希さん。俺は素直に入る。

これが催眠携帯の力だ。
現状使える機能は2つ。「メール」と「シャッター」だ。
「メール」は相手の名前を入力して、暗示の内容を入力すると、対象をその暗示にかけることが出来る。事前に複数の対象を選べるのが利点だが、名前を知らないといけなかったり、文字数に制限があるのが困ったところ。
「シャッター」は単純。シャッターを切ることで、目の前の相手を催眠状態に出来るのだ。余裕があるのなら、此方の方が確実だろう。
 

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