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痴漢
官能リレー小説 - その他

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痴漢 1



私の名前は千田真帆(ちだ まほ)。今年から中学一年生(>_<)そんな私にあんな悲劇がまちわびていようとは・・・・・・




「…ふふっついに書いちゃった♪」

手書きの原稿を持ち自然と顔がニヤケてしまう。わたしの名前は千田真帆。え?二度も紹介はいらないって?ふふっ違うんだ。一番最初のアレはわたしが書いたお話の冒頭なの。
そう、ついにわたしは一つの物語を書き上げた。わたし“千田真帆”を主人公にして……。
内容は中学生になりたての“真帆”が初めての電車通学の中で見知らぬ何者かに痴漢、陵辱されてしまうポルノ系ストーリー。
実際のわたしはもう中学生になって半年以上たって、1時間かかる電車通学の日々にも慣れてしまった。だーれも痴漢なんてしてこないし。
そう、わたしが書いたのは物語というよりは妄想といった方が正しい。
中学生になって性に興味を持ち始めたわたしが、初めて手にしたティーンズ向けのえっちなコミック雑誌。その特集が“痴漢”だった。読者投稿のコーナーにも痴漢体験者がいっぱいいて……。読んだ後のわたしのアソコはぬるぬるで、なんだか胸がドキドキしちゃったの。なのにわたしの乗る電車ではだーれも痴漢なんてしてくれない。
読んだ後からはずっとスカートを短くしてみたのにさっ。
だからそういった不満をぜーんぶ詰め込んだ妄想ストーリーをつくっちゃったってわけ♪

「んふふっ♪」
あー自然と顔がニヤケちゃうなーって…アレ?
「……千田さん?授業再開してもいいかな?」
「「「クスクス」」」
「…あっ!す…すみません///」
「はいっ教科書ぐらい開いてね。138ページ」
「…はい」

あーあ、やっちゃった…。授業中だってことすっかり忘れちゃってたよ。だって前の古文の時間から書き始めたらノリにノっちゃってやめられなくなっちゃったんだもん。だからわたしの机の上は古文の教科書のまま。
周りがまだクスクス笑いの冷めやらないまま、数学担当の佐野先生は教卓の方へ戻っていく。

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