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交差
官能リレー小説 - 女性向け

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交差 17

俺の質問をスルーし、カチャカチャとベルトを緩め、スーツのスラックスを脱ぐ室長…
うぇ…小ちぇパンツ;
腰にピッタリと張り付いたそれは股上が浅く、尻の割れ目が今にも見えそうだ;

「何見てんだ?…俺がこんなの穿いてちゃ可笑しいか?…」
可笑しかないけど…意外でした;

「いえ;…室長はそういうの穿いているんだなーって思って…」
素直な感想だ…
ごく普通な黒いボクサーパンツを穿いているとばかり思っていたし…

「これはキツくて敵わん…興奮すると食い込んでくるしな…」
興奮って…勃起したら…ってことですよね?;…

それゃあ室長だってアラフォーとはいえまだ30代…
健康な男だったら勃起しない訳はないんだけど、こうやって改めて聞かされるとこっちが焦る;…

「でもエロいですね…そのパンツ」
股下に通る左右の切り込みがモッコリした膨らみを際立たせて見せている…

「見かけ倒しに過ぎないさ…中身は大したことない」
そう言われるとあの画像が甦る…
室長のアレを思い浮かべイッたことは…俺の人生の中で最大なる汚点だ;…

「俺もそういう勝負パンツ欲しいですよ…」
彼女という存在がいない今、そういったことに気を使わなくなって久しいからな…

続いて俺もズボンも下ろす…
室長のブランドもんのパンツに比べ、俺の掃いているパンツときたらドンキで買った3枚1000円の安物;
しかも年数の経ったそれはかなり草臥れている…

「普段はもっとマシなの掃いてんですけど;…」
安物は変わりないけど、真新しいのだって持ってはいる…

「俺だっていつもこんなエロいの穿いている訳じゃないさ…そういったやつが楽のはちゃんと分かっている…」
やっぱ室長も男だよな…
カッコいいパンツよりも着古したパンツの方が肌に馴染んで、着やすいのをちゃんと分かっているんだな…

「そう言って貰えると救われますよ…こんなダサいパンツ穿いていると、怒られやしないかとヒヤヒヤしました;…」
日頃から身だしなみには煩い人だからな…

「直人がどんなパンツを穿いていようが怒る訳ないだろ…怒るとしたら社長じゃないかぁ?…」
確かにあの人は怖い;…
こんなパンツ見られたら即脱がされかねない;

「やっぱり室長は社長のことよく分かっていますね…」
それってやっぱ“愛”故にか?

「そんなことないさ…長年付き合っているけど、今だ何も分かっちゃいないさ…」
何か寂しそうに見えますよ…室長、、、

「そうですか?…端から見てると室長と社長はお似合いだと思いますよ…」
ある意味、似た者同士と思うんですけどね…

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