イメージの彼女、現実の彼女 1
宇井かれん「ボクの彼女が」
―放課後の教室。
職員室で授業中の出来事を咎められ、お説教を食らった後教室に戻ってきたら、幼馴染であるかれんが一人、教室に残っていた。
「終わった?ごめんね。私のせいで君がこんな…」
(モニターに、彼女の顔がアップで映る)
「だから、ずっと待ってた」
(画面に向かってキス顔)
「ありがと。大好き」
制服姿のかれん。少し恥ずかしそうな表情で画面のほうをのぞき込む。
「今なら、できるかな」
(すると、画面手前から棒状の物体が現れ、かれんの目の前に突き出される)
「ふふ、元気だね」
(棒状の物体の先端に軽くキス。そして、嬉しそうに舌で舐めたり、軽く咥えたり)
「んんっ。ん−ーっ」
夢中で棒状の物体を咥え、舐め続けるかれん。角度的にも、まるで本当にフェラされているみたいで、見ているうちに股間がムクムクと膨らんでいく。
これはイメージビデオである。
宇井かれん……彼女は僕の幼馴染であり、グラビアアイドルでもある。かれんが所属している事務所には十数人のグラビアアイドルが所属しており、このような結構過激なシーンも収録した作品が多いという。
(あっ、そんなにされたら、もう。出ちゃいそうだよ)
そんな字幕が画面の下のほうに出る。
彼氏目線でのイメージ。
それでもかれんは必死に棒状の物体を舐め、しゃぶり続ける、が。
(コツコツという足音が廊下のほうから聞こえてくる)
(かれん、誰か来ちゃうよ!)
「えっ」
(驚くかれん。慌てて棒状の物体から唇を離す)
(カメラも廊下のほうを向く。長身の男らしいシルエットが浮かぶ。足を止めてこちらを気にするような様子だが、しばらくするとまた歩き出し、視界から消えていく)
「行ったね。あっ。でも、萎びちゃってる…」
(悲しそうな顔をするかれん)
(カメラがスーッとかれんから引いていく感じでシーンが終了する)
(次のシーン)
(半袖体操服にブルマ姿のかれん)
(不安そうというか、怯えたような表情でカメラを見る)
「せ、先生の、いうとおりに、して、来ました…」
(昨日の行為は、完全にバレていた)
(あの時教室で立ち止まっていた男は、かれんのクラスの担任教師。次の日の授業後、かれんを呼び出したのだ)
『昨日は何をしていたんだ?』
(教師のセリフがテロップで出る)
「べ、別に…」
『嘘つくんじゃないぞ』
(強気なセリフのテロップとともに、かれんに突きつけられる白く細長い物体)
「はっ、はぅっ」
(怯え、身体を震わすかれん。ブルマの、かれんの股スジの部分に白い細長い物体の先っぽがあてられる。ブゥゥンという振動音も聞こえる)
「せっ、先生、それ、はっ。あうっ」