媚薬の罠
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菊谷亨のなかで、月明かりに照らされて店を出て歩いているうちに、北条真凛に対しての執着や憎しみが、射精の快感のあとは、まるで毒気が抜かれたようにやわらいでしまっていた。 淫らな欲求不満が解消されてしまったので、北条真凛ではなくミカのフェラチオと手こきの快感と優しい笑顔に心が揺れてしまっている。 ミカは客にはみんな優しくて、自分だけ特別なわけじゃないと頭ではわかっている。それでも、気になり始めていた。ミカの出勤日が裏面を見ればわかる店の電話番号の入った名刺を捨てる気になれずに、菊谷亨は財布に入れて持ち帰った。 ミカは竹田巽の愛人で、ミカを目当てで通ってくる客は全員、恋愛対象外の男性たちである。 駅前でタクシーに乗り、ミカは後部座席に疲れた身体をあずけて、目を閉じて黙り込んでいた。車内にはラジオが流れていて、ミカの知らない曲が流れていた。 その曲を聴きながら、竹田巽に会いたいとミカはさみしい気持ちになっている。
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