媚薬の罠
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No.5262
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「斎藤さん、ふたりともふきだまりに連れ去られたようです。今回の退魔行は失敗。とても残念な結果です」 助手席で、斎藤吾朗の語るのを聞いていた鏡真緒は、そう言って、悔しそうに膝の上で両手を握り、うつむいた。 斎藤吾朗は、捜査令状が書状になる前だが、踏み込んでも問題ない状態になると脇田友之の部屋へ鏡真緒と向かった。 ベッドの上で、喉と左胸を包丁で刺して息耐えているふたりの女性の全裸の遺体がある。凶器の刃物はベッドのそばの床に落ちていた。 「危ない!」 鏡真緒が斎藤吾朗を突飛ばした。 ヒュッと、血塗れの包丁が斎藤吾朗と鏡真緒の間を、まるで誰かに狙って投げつけられたように、通過していった。 包丁は壁に突き刺さった。 「わけがわからない」 斎藤吾朗は鏡真緒の差し出した手を握り立ち上がると、壁に刺さった包丁をじっと見つめた。
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