媚薬の罠
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斎藤吾朗の常識と鏡真緒の常識は、かけ離れている。容疑者を確保するという斎藤吾朗の考えに対して、祓魔師の鏡真緒は、容疑者が呪われてしまっていて、完全に心が蝕まれていれば、呪殺もやむを得ない処置と考えている。 怨念に蝕まれた実行者の被害者は、怨念の力を増大させる贄となる。実行者があらわれたら、贄の犠牲者を増やす前に始末するのが祓魔師の役割なのである。 怨念に蝕まれた実行者は、怨念が増大し強まれば人とは思えない身体能力を発揮することがある。蟲毒の呪法を用いて、あえて自らの身体をギリギリまで衰弱させ、かりそめの怨念に蝕まれた実行者となり、その力を利用して復讐を実行した者を鏡真緒は見た。 護りの力が失われた土地、他にもさまざまな条件が揃えば、かりそめではなく、本物の実行者があらわれることはあり得ない話ではない。 真言密教を継承する高野山には祓魔師が存在する。基本的には、条件が揃わないように何らかの対策が施されているが、その対策が失われると怨念に蝕まれた実行者、呪われた者があらわれる。 呪われた者があらわれてしまったらその状態を確認して、手遅れならは始末するのが、祓魔師たちの退魔行なのである。
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