媚薬の罠
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No.4679
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このジャンヌ・ダルクの公開処刑に関わるある噂がフランス国内に広まった。 不思議なことに焼け爛れた亡骸の中で心臓だけが焼け残って薔薇色に輝いていたという。何度も燃料が加えられ、どれほど炎になめられても、ジャンヌの心臓はまったく燃え尽きなかった。これを目撃した群衆は「やはりジャンヌは聖女だったのだ」と口々に叫びながら、深く悲しみ騒いで、その場にいた兵士たちにつかみかったという。 この噂は内乱状態だったフランスに和解をもたらし、一致団結したフランス軍はイングランド軍をブリテン島に追い出し、百年戦争に終止符を打った。 この頃、キリストの心臓を愛を表す特別なもの、すなわち「聖心(サクレ・クール Sacre-Coeur)」として信心する風潮が強まっていた。 このため、ジャンヌ・ダルクを聖女と崇めた人々には、彼女の薔薇色に焼け残った心臓の噂は、その後の戦いに強い影響を与えた。
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