媚薬の罠
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たとえば、キリスト教の教義では男色は禁じられた罪を犯した罪人、違反行為をした人間であったものが、医学として精神分析が誕生すると同性愛者という症例として、医学的に分類されるようになった。規範から逸脱した性を裁く役目は、聖職者たちの法廷から、医師たちの病院へ引き継がれる。 これにより法の死角として曖昧なまま放置されていたすべての性倒錯が炙り出されるように、医学の管理下におかれた。 これら性と権力の関係は共犯的な扇動と強化の構造としてあり、権力の拡大と共に性欲望も増殖し多様化していく。 権力が法的な審級として性を禁圧するという性の抑圧ではなく、法とはまったく異なるシステムが、性と権力の間に働いているという事実がわかる。 フロイトが描いた家族を中心とした性抑圧の構造は、むしろ抑圧ではなく自慰や近親相姦などの多様な性的な欲望を、扇動し創出するシステムだった。
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