媚薬の罠
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No.4548
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1862年7月4日、日記によればまだルイス・キャロルになる前の数学教師のドジソンは、アリス・リデルとその姉妹と、キャロルの友人ダックワースという少女たちと一緒でピクニックに出かけている。この時、彼はアリスたちにお話をしてほしいと頼まれた。ドジソンはこの少女たちを楽しませるために、即興でお話を語り始めた。 彼はとりあえず先の展開などは考えず、とにかくヒロインの「アリスを兎穴に落とした」と言った。 この言葉にも滲んでいるが、彼は物語の続きを考えるのにとても苦心した。 何度か「続きは、また、この次にね」と彼は物語を終えようともした。 しかしアリスとその姉妹たちは「今が、この次だわ!」と彼に物語の続きをせがんだ。 このように即興で物語を考えるのに、大変な思いも彼はした。しかし、彼はこの日のことを後に「黄金の昼下がり」と記している。 少女たちにせがまれながら、物語の続きを考えたこの時間は、ドジソンにとって生涯忘れえない、大切な思い出となった。 ギリシャ神話のパリスの審判の逸話に登場する「黄金の果実」は、彼にとっては即興で少女たちにした物語だったのかもしれない。
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