媚薬の罠
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プロメテウスは、試練のあとでなければ気づかないものを盗み出して与えることを忘れていた。この忘れ物に気づくには苦難を受ける必要がある。 プロメテウスはゼウスの隠し子の英雄ヘラクレスに救助されるまで、苦難をたっぷりと与えられた。救助されたときの安堵や喜びを教えて「希望」を人間に与え忘れたと気づかせるために。 ゼウスは、ずっと続いてきた子が親を殺す因果を恐れ、ヘラと結婚する前の最初の妻の思慮の女神メティスを、我が子を妊んだままの状態で丸飲みにしている。その後、ひどい頭痛がするから、プロメテウスに頭を割ってみてくれとゼウスは頼んだ。知恵と思慮の女神メティスが孕んでいた子は、完全武装の美しい女神としてゼウスの頭から出てきた。これが戦の女神アテナである。 知恵と思慮の女神メティスは、ゼウスの頭の中から出てこなかった。ゼウスは知恵や思慮深さを、女神メティスが頭の中に出てくることなく残ったことで得たとされている。 知恵と思慮深さを得たはずのゼウスが、恋に走って浮気しまくるのは、恋する心の火がどれだけ感情を揺さぶり、行動させるのかをよくあらわしているだろう。
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