媚薬の罠
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No.3932
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「それなら貴哉くん、亮さんと出会う前の山本くんの話を聞かせてあげたらどうかしら?」 3人に自宅の部屋で相談を受けて、詠美の若い叔母にあたる女教師の坂本明美は貴哉に言った。 原田亮の知らない貴哉の心に残る山本直樹の思い出を聞いて、原田亮は山本直樹の死を悼む者が、直樹の両親や原田亮だけではなく、貴哉もまたそうなのだと気づくことができれば、絶望や悲しみからまわりが見えてくるようになるかもしれないと、明美の提案を聞いていた詠美も思った。 原田亮は貴哉や娘の珠理や詠美から、山本直樹の亮と出会う前の話を聞いて、ぽろぽろと涙をこぼした。 病室で亮は山本直樹から、貴哉や珠理や詠美の話を聞いていた。その時の絶望を越えたあとの透き通るような微笑まで、亮は胸によみがえるのを感じた。 原田亮がいつでも直樹を思い出せるように、自分が死んだあと亮が自殺しないように見守ってほしいと貴哉に頼んだのだと感じた。 短い期間だったが山本直樹が、心から亮のことを、自分が思っていた以上に愛してくれていたのだと感じて、涙が止まらなかった。珠理が亮の背中を優しく撫でていた。
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