媚薬の罠
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No.2835
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隆史と約束したので、遥はデート嬢をすっぱりと止めた。 隆史と遥の間にはプレゼント用の袋から顔を出した、抱き枕にもなる、ぽっちゃりおなかのペンギンのぬいぐるみが座っている。 「帰りは三名様ですね」 普段は余計なことは話しかけてこない、詮索しない隆史専属なタクシードライバー夫婦の、今回は妻の吉田聡美が運転して隆史と遥の水族館デートに、お供している。 「デートで子供ができた。弟か妹がほしいらしいんだけど」 「水族館と提携しているパラダイスホテルが近くにありますよ。夕日、きれいですね、隆史さん」 隆史にお願いされて、吉田聡美は、水族館から海岸沿いの夕日がながめられる道路を走っている。 「吉田さん、子供をちょっとあずかってもらっていいかな。ふたりで砂浜を歩きたい」 「はい、おあずかりします」 隆史と遥はタクシーから降りて、砂浜を波打ち際まで歩いて行った。波音を聴きながら沈む夕日を砂浜で座ってながめていた。 遥が目を閉じると、潮風の匂いがした。隆史がそっと唇を重ねてきた。 運転手の吉田聡美は、旦那とデートしたいなぁ、と停車したタクシーの運転席から沈む夕日をながめて、ため息をついていた。
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