媚薬の罠
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後日、オーディションで参加者たちは手渡された台本を見て、とても困惑した表情を浮かべていた。 ―――小野田美樹だけが微笑を浮かべている。 「痴漢に恋して」 隆史は事前に小野田美樹が声優として再スタートを決意した時、ちょっぴり有利になるように、緒川翠と裏工作をしていた。 その日のオーディション参加者は34名で、選考する審査員の中に緒川翠もいる。そのことは参加者には隠されていて、緒川翠はスーツ姿でわざわざ変装して、芸能プロダクションの現場スタッフにまぎれこんでいる。 「はぅあ! だめ……んっ……だめだめぇぇ、でちゃうぅぅぅ!」 鉄道警察の私服警官の恵美の役がわりふられた小野田美樹がマイクに声を張り上げた時、その場にいたスタッフに鳥肌が立ったという。 監督の真鍋敦彦は原作者が推薦する参加者には事前に名刺が渡されていると、こっそり緒川翠から聞かされていたので、絶対に認めないと張り切ってヘッドフォンをつけて聞いていたのだが。 音響効果を担当する鈴木達夫が監督に「他のヒロインの声もやってみてもらいましょう。ぜひ、聞いてみたい」と耳打ちした。
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