媚薬の罠
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No.1787
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「龍之介さんが自分は死んだことにして身を隠したのは、麗花の思うように目立ちたくなかったからなのかもしれないな」 隆史は麗花にそう言って、手に取った古いノートを棚に戻した。 「調べないの?」 「今夜はもう調べないことにするよ。むきになりすぎると、逆に見落とすものだってあるからね」 隆史はマグカップにインスタントコーヒーにミルクをたっぷり入れた。 「一口だけもらっていい?」 「麗花はコーヒーは飲まないと思ってたよ」 「何でも思い込みは良くないわ」 おいしいともまずいとも麗花は言わず、隆史にマグカップを返した。 隆史がコーヒー牛乳を飲みながら、麗花に湯治場の開発について意見を聞いてみた。 「年間でもっと多くの人が訪れなければ、収益が運営するための支出を上回ることは絶対にない。運営を継続するほど赤字になる。私なら開発よりも、運営を中止する。来訪者の数が増えるほど、必要経費の支出も増えていくから。観光地ではなく、人を移住させるにしても、ここで自分たちが生活していくメリットがあると感じ続けなければ、いずれは定住せずに離れてしまう」
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