媚薬の罠
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No.1302
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谷崎初音はこの檜垣家の湯治場で妻として自分の子供を育てながら帰ってくるのを待っていてくれると言い、死ぬときは一緒に、とまで言ってくれている。 初音に手を握られて見つめられた燕杏は「ありがとう」と言った途端に、胸の奥が熱くなり、泣きたくなってしまった。初音が微笑みを浮かべた。 「こちらこそ、ありがとうございます」 初音はそう言って手を離した。 「おやすみなさい、燕杏さん」 初音は元村長の家の古民家の中へ戻って行った。 その場で立っている燕杏に本条恵美が近づいてきて、声をかけた。 「本条さん、離れて見てましたね」 「キスするかと思ったけどしなかったですね」 「隆史様とはよくキスしますか?」 「山登りに行く前に、ちゃんと私にキスしてから隆史さんは出かけました。そういうところはまめな人なんです」 本条恵美が照れ笑いを浮かべて歩いている。 「ついて行きたいと思ったのではありませんか?」 「見たでしょう、あの早足について行くのは大変ですから。それに私がついて行ったら、隆史さんは気を使うかもしれない。たまには離れているのも必要だと思います」
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