媚薬の罠
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No.1052
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檜垣家に仕える一族の隠れ里で忍者が住んでいたというのは、別荘にいる氷川奏の話だが、現在も隠れ里の雰囲気はある。ちゃんと住所登録されているし、税金も収入に合わせて納税しているが、基本的には、檜垣家当主の隆史が3人の生活費や施設としての管理維持費は払っている。 電気は自家発電でまかなわれていて、この発電機を使えるように定期的に山のふもとから電気屋が点検に来て、温泉につかって帰っていく。酒屋も客が来たときに酒を届けてついでに温泉に入れるのを楽しみに待っている。 「3人は檜垣隆史さんの愛人ですか?」 燕杏が酔ったふりをしてしれっと質問した。 「10歳のときに、あたしは大人の隆史さんと同じおふとんで一夜を共にしました」 麗が隆史をじっと見つめて言った。 「翌朝、妹を探しに行って、その現場を目撃しました」 初音がうなずいて燕杏に言った。 「あらあら、二人とも10年も昔の話をして、檜垣様を困らせてはいけませんよ」 叔母の綾子が二人をたしなめる。 隆史は頭をかいて「そうだよ」とも「ちがうよ」とも言わずに、にやにやしていた。 本条恵美は「私は隆史さんの愛人です」と名乗り出てやろうかしら、と思った。
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