媚薬の罠
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No.1007
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金でどんな悪党でも弁護する矢崎だからこそ、檜垣の当主を敵に回せば裁判では勝てないのを知っていた。 探偵事務所で鄭虎の証拠の映像を見せられた。 被害者女性の女子大生デリヘル嬢では払えない依頼料を隆史から手渡されたあと「どちらにつくかよく考えて」と矢崎は言われ鳥肌が立った。 被害者女性の弁護なら自分でなくても、弁護士になりたての新人でも裁判に勝てると確信した。 「被害者女性に違法薬物を注射しておきながら、女性が望んで行為におよんだという主張は、極めて悪質なものであります」と矢崎が証拠を提出する。 鄭虎の国選弁護士は裁判長に「しかるべく」と答えただけで、裁判は検察側の求刑通りで減刑はなく鄭虎は裁かれた。 隆史は本条恵美と裁判を傍聴していて、少し気まずそうな顔をしていた。媚薬を使って女性を虜にしてきた隆史も、極めて悪質と言われた気がしたらしい。 「女性に、少なくとも私には、嫌な思いを残したりはしてないですから、そんな怒られた子供みたいなしょんぼりした顔をしてないで下さい」 裁判所から出て、二人でバスを待っているとき、隆史は本条恵美にそう言われた。
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