「おい、連れてくか?」
「もちろんだ」
「その前に、謝る必要がありそうだけどな」
「それも、もちろんだ」
意識朦朧の英梨と美波は、男に抱えられるようにして次の駅で下ろされた。
(私たち、これからどうなっちゃうのー)
英梨は薄れゆく意識の中でそう思いを巡らせる。
「ごめんなお嬢さんたち」
「偶然電車ン中で見つけて、あの時を思い出しちまってな」
自分たちを痴漢した男たちの意外な言葉。
その正体は―
「………監督さんと、男優さん??」
↑に続く文章を投稿して下さい
©2002-2024 PIPI's World 『投稿小説』 All Rights Reseved. | 投 稿 小 説 |