「ところで、和也くんだけど、今どうしてる?」
「和也くん、今、真由美ちゃんや美紗ちゃんと仲良くしてますよ」
「そうか!」
テニス場には既にサークルのメンバーが集まっていた。うちの大学は数年前まで女子大だったせいか、学生は女子のほうがずっと多く、男子学生の数は女子の半分ぐらいしかいない。俺のいるテニスサークルも4分の3が女子だ。
藍那ちゃんと一緒に姿を見せた俺に向かって、サークルの女子達が口々に声を掛けた。
「その子、栄貴くんの彼女?結構可愛い子ね!」
「高校生かしら?それとも大学生?…」
「この大学の中じゃ見かけない子ね」
「栄貴くん…その子、紹介しなさいよ」
みんな、藍那ちゃんの年を聞いたら驚くだろうな。
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