二人の飯事に軽く舌打ちしアルミの盆を歪ませながら、メガネっ子が退室した。
『どうでしたっ?(ニヤニヤ)』
『見世物じゃねぇぞゴルァ?』
そして鈍い打撲音の後、何か引きずる様な音が遠ざかってゆく。
「サブロ…あの男女、何か苛立ってるのか?」
こうしたダイダイオの鈍感なギャルゲー主人公っぷりに、ドゥティはヤレヤレといった表情を浮かべる。
傍ら、どっちがどっちだか居るのか居ないのか判らないミトンの侍女スケサとカクサは『あのサブロって男の娘だろ』『こいつ(ダイダイオ)いつか刺される』と、鮮血のケツ末を想像していた。
『オラ動くんじゃねぇよ!ペッ!』
『ちょ?待っ…!』
『フンッフンッ!』
『痛い痛い痛い痛い!アッー!』
どこかから先程の当番兵の悲鳴が聞こえた気がするが、そんな事はどうでもいい。
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