マリネラはフェルマールの肉棒の先から溢れ出す精液をすくい取り己の口元へと運ぶ。
「んん〜…濃ゆくてドロドロ…こんな濃厚なのを中に出されたら一発で孕んじゃうかも…」
…などと言っている割には少しも焦りの表情を見せずに妖艶に微笑むマリネラ。
「殿下…!」
そんな彼女をフェルマールはベッドの上に押し倒し、今度は彼の方から挿入した。
「あぁんっ…そんな…いきなり、深く…」
「はぁ…はぁ…殿下ぁ!」
ヤケになったか、フェルマールはがむしゃらに腰を振り始めた。
「ぼ…ぼうやぁ…あっ、あっ…あぁんっ…!?」
配慮も技巧も無いが勢いだけは盛んなフェルマールの腰使いに、マリネラも強引に快感の渦へと引きずり込まれていく…。
(あぁ…こんなに激しいなんて…だめ…感じちゃうわぁ…)
マリネラは17歳で先妻に先立たれた皇帝に後妻として嫁いだ。
その時皇帝は既に45歳…元々性欲希薄な人だったそうで、崩御するまでにマリネラの寝室を訪れた回数は初夜を含めて数える程しか無い。
セックスの内容も義務的で淡白なもの…悪い夫ではなかったがマリネラが性的に満足する事は無かった。
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