そんな私に追い討ちをかけるように
「この坊は人質として預かる」
「そんな」
優希を人質に取られている以上私は動けません。
代わりに桃山君に視線を向けましたがそこでも予想外の言葉が帰ってきました。
「こやつを頼るのは無駄じゃ、既にわらわの駒じゃ」
なんと一緒にいた桃山くんは鬼姫の手下でした。
「無事に人質を返して欲しければここにある封印を壊せ。難しくはないじゃろ?数個ある内の一つじゃ」
そう言って鬼姫たちは帰って行きました。
地面に座り呆然としていましたがこのことをお爺ちゃん達に伝えなければいけません。
「お爺ちゃん、優希が鬼姫に連れて行かれた。…人質だって。どうしよう。私、私…何もできなかった」
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