孕神
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だが孕神は数が少ないうえに、扱えるディーヴァがなかなかいない。 それを増産して使おうと言うのだから、これまたきな臭い話である。 前線で戦う涼としてはできるならまだ未熟な司にそんな危険なマネをさせたくはない。 だが現状はそんな噂話が真実ではないかと疑ってしまうほどに追い詰められているのだ。 涼にできるのはせめてそんな怪しい計画が実行されないよう、前線で活躍して計画実行までの時間稼ぎや計画の考え直しを促すことだけ。 涼はおもむろに立ち上がると、美知恵と真理子に指示を飛ばす。 「真理子。美知恵。それじゃあそろそろお願いできるかい」 「もちろんよ」 「涼さんのためなら、私たちはいつでもどこでも大丈夫です」 とてもこれから戦場に向かうものとは思えない笑顔に涼の心がチクリと痛む。 だがそれは一瞬のことで、彼はすぐさま指揮官としての顔に戻ると美春たちスタッフに出撃準備の指示を飛ばした。 こうして地球の平和は今日もどこかで守られていくのであった。
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