世界の中心で平和を叫ぶ。第3部
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No.537
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呼びかけに応じた啓太に、鬼瓦ことゴルディアースは黙って彼がやってくるのを待っていた。 人質のネットワーク・フェアリーを使ってもっと早く来いと脅したり、その場で殺したりすることもできたのに。 紳士的、正々堂々といった言葉では片づけられない余裕・・・否、威厳や風格が啓太は漠然とだが黄金の人物がどこの勢力の所属か理解することができた。 しかしだからと言って油断はできない。 相手がどこの勢力だろうと、敵であることに変わりはないのだから。 「―――遅かったな。一般人の目につくのが気になったか?」 指示通り謎の人物のいる民家の屋根までやってくると、開口一番にそんな軽口を言った。 一方の啓太は何もしゃべらない。 ヘタにしゃべってよけいな情報を与えるようなマネは避けたかったのだ。 それはこれまで受けてきた訓練で、夢やクロックたちから口を酸っぱくして注意されてきたことに1つでもあった。
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世界の中心で平和を叫ぶ。第3部
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