孕神
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No.53
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普通、そんな人間には抑えられない好奇心が熱となって伝わってくるものだ。 でもこの先輩は違う。司にお近づきになろうとする者たちとはむしろ真逆の、冷たいものを感じさせる。 興味本位で司に近づこうと言うのではない。 この人は何か、マイスターとなった司とお近づきにならなければならない理由がある―――。 それが彼女の様子から司が導き出した答えであった。 しかし野次馬根性丸出しでやってくる連中も困るが、こういう相手もそれはそれで厄介だ。 譲れないものがあるだけに、目的を達成するまで絶対にあきらめないから。 ましてマイスターになった司に近づきたいだなんて、絶対にろくでもない理由に違いない。 司は適当にはぐらかして逃げることに決め、美咲と百合花にアイコンタクトを送る。 美咲はそれに対し即答でOKの意を返す、が。 一方の百合花は「話を聞いてあげたほうが・・・」と言いたげな視線を返してくる。 気の強い美咲に優しい百合花。どちらも実にらしい答えだ。 でも2:1でこの場を逃れることがすでに決定している以上、その願いを聞き届けるわけにはいかない。 司は心を鬼にして先輩にこう言った。
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