ハーレム宇宙戦艦
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同じ頃、月では地球と火星それぞれの代表による講和条約の調印が今にも行われようとしていた…。 その時、火星の代表団の一人が慌ただしく室内に入って来て、火星の全権大使に何やら耳打ちした。 その途端、火星の大使の顔は見る間に険しくなり、ありったけの軽蔑と敵意の視線を地球の全権大使と彼の部下達に向けて言い放った。 「このような欺瞞に満ちた文書を私は未だかつて見た事が無い!!」 そう言って火星の大使は講和条約の文書を掴み取ると、地球の代表団の目の前で破り捨てたのである。 「「「…っ!!?」」」 驚いたのは地球側の代表団である。 地球の大使は言った。 「な…何という事をなさるのですか!?」 火星の大使は答えた。 「ご自分の胸に尋ねてみればよろしいのでは!!」 「「「…!?」」」 地球側の代表団は訳が解らない。 ただ火星の大使と彼の部下達が怒り心頭で立ち去るのを呆然と眺める事しか出来なかった…。 翌日、火星政府は国営放送(と言ってもその一局しか無い)にて地球の“卑劣さ”を激しく非難し、同時に全軍に臨戦態勢を命じた。 後に“第二次火星戦争”と呼ばれる戦いが始まった瞬間であった…。
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