潮の香りが漂う大海原。その果てなく広がる碧き水面を、一隻の海賊船が颯爽と進んでいく。船体には深紅の帆、船首には黄金の髑髏が飾られ、その姿は勇壮かつ不気味であった。
月明かりが波打つ水面を照らし、その光は揺らめきながら、倒れ伏す海賊たちの姿を晒していく。
彼らの姿は、勇壮な海賊などという言葉からは程遠いものだった。甲板の上に、無残にも打ち捨てられた人形のように、彼らは倒れていた。
どの海賊もズボンが切り刻まれており、下半身裸にされていた。
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