もしかするとこれは幻覚なのかも知れないとゴドンは考えた。そうでもなければ説明がつかない事が多すぎるからだ。
「馬鹿な事を考えるな、現実を見ろ」
ゴドンは自分の心に言い聞かせるように呟くと、ゆっくりと歩き始めた。しかし、いくら歩いても一向に異様な景色は変わらない。
同じ場所をぐるぐると回っているかのようである。
ゴドンは焦り始めた。このままではいずれ体力を失って動けなくなってしまうだろう。
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