「シャナは魔術は“淫魔”もあるからな……本来なら俺が相手するのが筋だが女性は三人の妻のみしかイケない体になった」
「……はいよ、シャナ。俺の肉槍は暴れん坊だ」
シャナの表情は雌になる。デュークも滅多にお目にかかれない東の果てに存在するオリエンタルな美少女からのお誘いに応じない理由がないのだ。
一か月後……人間の国である“バゥインル王国”にヴェンデッタらの姿があった。北の神森を納める長老からの書状を携えてバゥインル王に届ける為だ、謁見の間で王は書状を見る。
「では、そのダークエルフ族の弓矢使いの女を堕とせばよいのだな?」
「はい……策はありますが兵力が多い方が助かります」
「我が父も弓で貫かれて女神様の袂へと向かわれた(=死亡)……この手で仇を討てないのがもどかしい」
若き王の嘆きも分かるがお世継ぎが産まれたばかりの御身、戦場に立つ事も危ないのだ。そばに居る宰相はヴェンデッタを毛嫌いしているが彼抜きで亜人との戦争すればこの国は戦火に包まれるのだ。
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