「残念だけど…貴方の要件は受け入れられないわ。それに…こんな趣味の悪い服は着れるものですか!言う事が聞けなくて許せないのなら、一思いに止めを刺せば良いわ、その方が良いわ」
メイの言葉にダンテも堪忍袋の尾が切れたのか、片腕でメイの首を掴み、彼女を持ち上げた。
「ウッ、クゥー…」
「ガキの魔法少女が、いっちょ前に偉そうな事を言うな!俺もな貴様程度を始末する程度何のためらいも無いんだ!それを敢えて生かしてやっている事を忘れるな!俺の寛大な行為を受け入れないヤツは、生きたまま魔物のエサになってもらう。それが良いと言うなら向こうに見える穴に突き落とすまでだ、さあ…どうする?」
行き苦しい状態でメイは震えながら、部屋に開かれた空間の穴に目を向けた。そこには数えきれない程の魔物の群れが処狭しと密集して蠢いている姿が見えた。
それを見たメイは震え上がった。魔法が使えない状態で穴に落とされば、間違い無く犯されて生きたまま、魔物の餌食にされる。それよりもダンテの言いなりになって、隙を見て逃げ出す方が助かる可能性が高いと感じた。
↑に続く文章を投稿して下さい
©2002-2024 PIPI's World 『投稿小説』 All Rights Reseved. | 投 稿 小 説 |