魔族の子を孕む道具。子を産んでまた新しい魔族の子種を迎え入れる。それが今の私だ。
淫らに腰を振って魔族を喜ばせるためにのみ、人間の女は生かされている。
今住んでるこの部屋だって、魔族に気に入られたからこそプライベートルームを持つことまで許されているのだ。
機嫌を損ねたら苗床にされかねない。今までも魔族を怒らせてしまった女たちは、一切の自由を奪われて監禁され、今も次々と精液を流し込まれている。
「身体…熱いな…」
いっそのこと、苗床にでもなって死んだ方がマシではないか、ふとそう思った時に私の身体に異変が現れた。
喉が渇いた。
下半身が疼く。
なにか、粘っこいものが飲みたかった。
身体の火照りを抑えるため、二度寝をするけど、いつの間にか私の息は荒くなっていた。
「なんなのよ、もう…」
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