しかし、あと一歩というところで手が止まる。このまま果ててしまえば、自分はただの獣に成り下がってしまう。
そんな気がしたのだ。
手鏡をそっと床に置いた、ゴーザは目を閉じて精神を集中させた。
すると、全身が熱くなり、頭の中に呪文のようなものが浮かんでくるのを感じた。それは人狼になったゴーザの本能に語りかけるような不思議な感覚であった。
その呪文を、一言一句間違えないように唱える。
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