危険地域を旅する商人たちは、協力しあいながら旅をする。それが結果として自分の命を守ることになるからである。
聖騎士シーラは荒野と砂漠の間にあるという黒い都を探していた。
それを聞いて商人たちは顔を見合わせた。
街道で道を間違えるとその黒曜石で作られた都があるという噂を聞いてはいた。
ただ、その都で何があったのかとたずねてみても、生きて戻った者たちは口を閉ざし、聞かないでくれと言うらしい。そんな噂しか、この商人たちは知らなかった。
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